徒然薗日記

腐った苺メンヘラ系女子の徒然日記。悪いこともアドレナリン出まくり脳味噌が都合よく解釈してくれます😇😇なお、実在する団体、人物等とは一切関係ありません、フィクションです。(書き手の精神状態は除く)

今の私に大きな影響を与えた人with質問箱より

みんな大好き裏薗です😌すごくいい質問が来たのでお答えします😌

これはいつもの裏薗とは違ってとっても真面目で重要で悲しくて大きな出来事だから、ここからはしっかりとした文章で書きます。長い文ですが、みんなに読んでほしいです。
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質問→今のあなたに大きな影響を与えた人はいますか?

はい、います。正確に言うといました、が正しいと思います。

私には4年間お付き合いしている彼氏さんがいました。出会った時期も合わせたら6年間のお付き合いになると思います。出会った時は私の精神状態も不安定で、今のように過去に起こった苦しかったことや悲しかったことを、文章にまとめて面白おかしく表現する余裕はありませんでした。そんなタイミングで彼氏さんと出会いました。

彼氏さんはとても合理的で、頭が良くて、色々な人生経験をしていて、私が今まで出逢った人たちの中で1番優しい方でした。視野も広くて、私の何十倍も大人で、とてもとても親切で、誰にでも優しさを分け与えることのできる方でした。私の今まで見てきた大人達はみんな自分のことだけを考えていて、他人のことはどうでもよく、自分の心の余裕を独り占めする人たちだと私は決めつけていましたが、彼氏さんの姿を見て、『こんな人もいるんだ、世界は広いんだ』とつくづく実感していました。

彼氏さんは道端で困っているような人に当たり前のように声をかけ、スーパーで泣いている小さな子どもを当たり前のようにあやしていて、いつも笑顔が絶えない方でした。だから私も「意外と自分の思ったことを人に伝えてみたりしたら答えてくれるんじゃないかなぁ?」と考えるようになりました。

こんなことがありました。ある日、私が酒饅頭にすごくハマっていた時です。彼氏さんが「どうしても出来立ての酒饅頭を食べさせたい!」と言ってくれて、わざわざ酒饅頭のためだけに老舗のお店に二人で行った時。いつもスーパーで買う酒饅頭は赤と白の色がついていて、ふとお店の店員さんに「この酒饅頭って赤と白の色の意味はあるんですか?」と初めて他人に自分から話しかけてみたのです。すると、店員さんが「今は無添加をメインにしているので、酒饅頭自体には色をつけていないんです。包装紙だけ赤と白にしています。でも紅白みたいにおめでたい気持ちや幸せな気持ちを感じてほしくて赤と白は今も昔も変えないようにしています」ととても素敵な笑顔で答えてくれたのです。とっても嬉しくて、彼氏さんと食べる酒饅頭はぽかぽかと温かくて、とても美味しかったのを覚えています。それから私はいろんな人にいろんなことを聞けるようになりました。

私が今働いている職場も彼氏さんは本当に応援してくれました。悩みがあったら深夜になってもひたすら話を聞いてくれて、アドバイスをくれて、励ましてくれて、本当に自分のことのように考えてくれました。私が今の職場(塾関係です)が長く続けられて、私もこんなに働いていて楽しいのは初めてで、「天職だね!!」と二人で喜びあって、将来私も自分の学習塾、教室を開こう!と夢を持つこともできました。教室を開くための手続き等をしている時もワクワクが止まらなくて、それを彼氏さんはいつも共有してくれていました。自分の人生でこんなにワクワクしたことは初めてでした。

また、自分でクリエイティブなインターネット活動もしたいということも彼氏さんは応援してくれました。お仕事として初めて絵の依頼を受けた時、徹夜でパソコンをいじる私に定期的にコーヒーやココアを持ってきてくれて、いつの間にか菓子パンなども用意されていて、完成した絵を二人で見て、「このまま絵の仕事とか自分の好きなことをスキマ時間にやってみてもいいかな?」と私が伝えたら「あなたのやりたいことは全部応援するから全力でやってみなさい」と言ってくれました。本当に嬉しかった。初めて認められた。泣きました。

そんなこんなで今年の5月、いきなり「裏薗の誕生日は9月だし、9月になったら結婚しようか」と言ってくれました。実はその前からお互い心の中では結婚している、書類を出していないだけ、という理由で結婚指輪だけはつけていました。私自身まだ籍を入れるのはなんとなく早い気がして「今はまだ沢山やりたいことができたから、教室を開くまでは入籍はおあずけね」と伝えると「夢に向かって将来の選択ができるっていいね、裏薗ほんとに成長したね、早く教室開いてよ〜」と返ってきました。

そんななか、5月末に彼氏さんは心筋梗塞で急死しました。突然でした。急でした。私の目の前で倒れて、私の声も届かないで、私の心臓マッサージも無視して、そのまま亡くなってしまいました。

だから、私の人生において大きな影響を与えてくれた人は彼氏さんですが、今はもういません。

でも、彼氏さんのことをみんなに知ってほしいとは思っています。私だけじゃなくていろんな人にこういう人がいるんだなぁとその程度でいいから知ってほしい。みんなが普通の日常を送っているのは当たり前なんだけど、自分だけ取り残された気がして悲しくなるのです。

私が最近インターネットで創作活動をよくするようになったのもこの出来事が理由です。私自身がスピーカーになったら、彼氏さんのこともいつか気持ちが落ち着いてからみんなに教えてあげられるのかなって。それに生前彼氏さんから「裏薗のやりたいことはちゃんと全力でやり遂げなさい」とも言われてきたから。家でやる気も起きなくて寝たきりになるより、こうやって創作活動をしているほうが彼氏さんも喜んでくれるんじゃないかなとも思って。

 

話は長くなりましたが、最後にもう一度。

私の人生を変えてくれたのは彼氏さん、あなただよ。