徒然薗日記

腐った苺メンヘラ系女子の徒然日記。悪いこともアドレナリン出まくり脳味噌が都合よく解釈してくれます😇😇なお、実在する団体、人物等とは一切関係ありません、フィクションです。(書き手の精神状態は除く)

自分探ししたい系メンヘラ

GWの真っ只中でございます、薗ちゃんです。

みんなは今うまいこと休日を利用して自分を磨き上げたり、経験値貯めてレベルアップしたり、あわよくば自分を探して旅行に羽ばたいたりするんだろうなぁ。とか思いながら本当の自分が日々迷宮入りしている、そんな日々を過ごしています。

みんなはどんな自分探しの旅に出るのだろう。。。

私もたまぁぁぁに自分探しの旅に出たい衝動に駆られています。そして、たまぁぁぁぁぁに実行します。

昔から家出癖のようなものがあったワタクシ。小さい頃から人見知りもしないぶん、『この飴ちゃんあげるからおじさんのところに~』的な引っ掛かりにすぐに釣られていたようなワタクシ。(甘い誘惑や明らかに罠と分かるような美味しい話をパックンと貪りつく部分は今も昔も変わりません)そんなこともあって、意外とコミュニケーションとれちゃう系の、一番メンヘラでやっかいなやつな私だったので、高校生になって一人暮らし(下宿住みだったのでもどき、でしたが)を始めたのをきっかけに、遂に芽を出してきたんですよ、放浪癖が。

このとき、初めて大掛かりな家出をしたのが大体高校二年生。

『北海道第一放浪事件』

平たーく言うと、『北海道まで家出しちゃいました、てへぺろり~ん』って感じの事件です。その時の私は17歳。今思うと本当に悪い子だったな、と思う行動だったのですが。当時の私は『とりあえず東京に行こう。東京なら仕事も住みこみとかで探せばあるだろうし、なんとかなるだろう』という精神だったので、駅員さんに聞きながら陸地で九州から関東まで。(飛行機を選ばなかったのは未成年の当日チケットだと保護者に連絡が行きそうだったから)持前の『サイコパススマイル』と『〇〇まで行きたいんですけど』のコピペ文章で全部チケットを駅員さんに買ってもらいました。お金もそんなに持っていないし、帰るつもりもなかった。だけど宿がない。そこで『家出掲示板』なるもので一人の男性宅にお泊り(マネしちゃ駄目だよ、絶対!!!)

まだその時は

『うーん、まだ帰る旅費はあるし、このまま帰ってもいいなぁ』

とかって思ってたんですけど、お泊りしたお家の男性の

『お母さんも心配してるし、明日駅まで送ってあげるよ』

という善意の塊のお言葉で吹っ切れたのです。

『そうだ、北海道に行こう』

ちょうど私が青森と北海道をつなぐ海底トンネルをくぐっていた時、世の中ではカップルたちがわんさか群がっていたのだと思います。だって12月24日、クリスマスイブだったから。ホワイトクリスマスのなか、私は海底でケーキを食べてました。

でも、トンネルを抜けたとき。

川端康成さんの『雪国』が頭の中に広がって。

ちょっと感動しました。だって線路をこえても真っ白な景色なんて初めて見たから。

そのあとは雪の中、ぐしょぐしょのムートンブーツ(地元の人はムートンなんか履かないらしいです)をひきづって、それでも初めてみる景色にキョロキョロして。でもお金は無いし、予想以上に寒いし、だんだん心細くなって。

もう歩くのも面倒だし、もともと『最悪仕事と住むところがなければ、そこで死のう』って思っていたので、近くにあったでっかい橋の下に座り込んで眠剤を食べ始めたのですが。。。

寒すぎて眠るどころじゃない。舐めてた、北海道。。。

そして最後にやってみたかった『雪で顔を洗う』行為をしていたらなんとなく眠いような気がして。。。

気づいたら保護されてました。

そこからはとんとん拍子で九州まで。そのまま保護入院ルートでした。

まぁ、こんな感じで私も自分探しの旅に出たりもするのですが……。

GWに突入し、自分探しの旅に出ている少年少女に経験者から一言。

『帰る分の旅費があるうちに帰りなさい』

じゃないと最悪『ようこそ!閉鎖病棟!!』ですよ……。